2009年6月10日水曜日

「親子で楽しむはじめてキャンプ・初夏」のご報告

6月6日(土)から7日(日)の1泊2日、
キャンプ初挑戦の親子(4家族11名)を迎えて
「親子で楽しむはじめてキャンプ・初夏」を実施しました。

天気予報では2日間とも傘マーク。
雨の中でもキャンプ生活を送れたら、もう怖いものなし!
自信にも繋がるだろうから雨だって楽しく過ごしちゃうよ〜と、
雨天を見込んだ計画を立て、キャンプ当日を迎えました。
が、しかし・・



2日間とも腰を抜かすほどのイイ天気!
きっと、抜群の晴れ男・晴れ女がいてくれたんですね。

さてキャンプの初日は、初夏の自然の中で、出会ったばかりの
新しい仲間と自然と友だちになる時間から始まります。

まずは家族紹介「僕たち、こんな家族です!」

インタープリターむぅと一緒にビンゴを楽しみながら初夏の森歩き
 動物のウンチ・キラキラ、ギザギザの葉っぱ・白い花のカーペットなど
 たくさんの発見が!

キャンプに大切なことを仲間とわかちあいます

初めての仲間と場所に慣れてきたらキャンプ生活のはじまりです。
まずは初めてのテント立てに挑戦!

最年少(4歳)の“チャッピー”も“にぃに”と力を合わせてテント場作りに励みます。



テントの仕組みや、立て方のコツを体験していくなかで、

父『よし。テント買うか?』
息子『(力強くうなづく)』という場面も。

テントが張れたら、ごろりと寝転んで少し休憩。
自分たちの力で立てたテントの寝心地は格別だったようで、
テントから聞こえてくる親子の話し声といったら、
どの声もウキウキと弾んでいて嬉しそうでした。

そして、キャンプ生活には欠かせない火起こしも体験。
大人チームと子どもチームに分かれて秘密の特訓です。
大人は少ない薪で火を長く保つ火起こし術、
子どもはマッチをすって5秒間持っていられる練習を。
家族ごとに一つの釜戸を使って、秘密の特訓の成果を
ためしてみると・・

さぁ、本番!不安そうな顔つきから得意顔、そして笑顔へ。

夕ご飯も、みんなで一緒につくります。

の肉づめ焼き
たっぷりキノコ
鉄釜ご飯・くり抜き野菜のサラダも作って「いただきます!」

外で食べるご飯はどうしてこんなにおいしいんだろう!
あっという間にお皿もお鍋も空っぽになりました。
食べ終わったら、みんなでお片付けです。
インタープリターのハルさんに、水を少ししか使わない
エコな片付け方法を聞いて、みんなでおいしく食べた分だけ
キレイに片付けました。

太陽が山に沈み、ほのかに群青色の夜空があらわれた頃、
夜の森へお散歩です。
大人チームは、1人ずつ夜の森でしっとり過ごすソロ体験、
子どもチームはムササビの森へわくわく探検隊!
『もう少し夜の森にいたいな・・』と子どものような顔でつぶやいた
“おかあさん”の目がとてもステキで印象に残っています。

眠りにつく前に、小さな焚き火をみんなで囲みました。
小さな火が消えないように、小さな子どもたちが次から次へと
落ち葉や枝を集めてきます。
遊びを通して、燃えやすい葉の見分け方や火に入れる息の使い方も
マスターできたようです。
そろそろ寝ようかと立ち上がると、何やら山の尾根が
ぼんやりと明るく・・

『すっごーい!!!』『おっきい〜』『うわーまぶしい!』

大きな大きな月があらわれました。
子どもも大人も満月前夜の月の大きさと明るさに大興奮。
月明かりに照らされたお互いの顔を嬉しそうに見あい、
しばらく話すことも忘れて、月の光を見つめていました。



2日目の朝。
もう兄弟、親子の組み合わせを忘れてしまうほど仲良しに。
鳥の声を目覚まし時計に早起きをして朝の森にも出かけました。
ここでも大人と子どもは別々です。
大人チームは、まゆみぃと草笛や葉っぱじゃんけんなど草花遊び、
子どもチームは、むぅとやっちんと虫メガネで色んなものを
のぞき込みながら歩いてきました。
大きい葉っぱを見つけたら、お面にして変〜身!

そして、キャンプ生活を締めくくる、テントの撤収とお片付け。
まだまだ遊びたい気持ちをグッとこらえて、片付けに励みました。



片付けが終わったら森歩きの時間。
親子だけで過ごす、とっておきの森デートです。
森からのラブレター(初夏の自然の楽しみ方のお手紙)と
待ち合わせ場所の地図を家族ごとに受け取ったら、
どこで、どんな風に過ごすか相談して、森デートに出発!


河原まで遊びに出かけた家族
(服を濡らして帰ってきた“そら”はいい顔してました!)、
のんびり尾根道を歩いてきた家族、草花遊びを楽しんできた家族と、
それぞれのペースで森デートを楽しめたようです。

みんながそろったら、青空の下でランチのサンドウィッチを作って
頬ばりました。これまた、ペロリと平らげます。
そして、キャンプの2日間を思い出しながらのお土産作り。
梅雨の時期も親子で自然体験を楽しめるように、
森で発見したもの、楽しかった体験を絵にして、ビニール傘に
書き込みました。

子ども最年長の“うさぎ”の傘はキュート!

『で〜きた〜』と“しゅん”や“ピッツ”も傘をクルクル嬉しそう


1泊2日と短い時間でしたが、
初めてのキャンプ生活の中で、自分にできること、
やりたいことを次々と発見して挑戦していく参加者の姿を
今でも印象的に思い出します。
初夏の森の自然に触れた子どもたちが、自分たちで
遊びをつくり、発展させていった遊び力にも驚かされました。

ここでの体験を通して、家族だけで野外で過ごすことの
自信と勇気がわいてくることを願って・・

キャンプのふりかえりでは、自分の言葉でみんなお話してくれました。

親子で楽しむはじめてキャンプは無事終了!
次回は夏休みや週末に、家族だけでキャンプに行ってみよ〜!

『ま〜ゆみぃ〜、この木使いたい!ねぇ、いい?』
『いいよ〜!(でも、何に使うんだろ?ついていこ!)』

おぉぉ・・シーソーか!すごいなみんな!

・・・・・・・・・・・・

次回は木々の実りの季節に実施します。
秋の森で、落ち葉のうえに寝転んでみませんか?

家族で楽しむはじめてキャンプ・秋
10月3日(土)〜4日(日) 1泊2日

お問い合わせ、お申し込みはこちらまでどうぞ!


(まゆみぃ)

2009年6月6日土曜日

夏の子どもキャンプのご案内

6月に入り、夏のような陽射しと青空が広がる日が増えてきました。
森の中では少しずつ、でも着々と夏が近づいてきているようです。

私たちビジターセンターでも、夏のキャンプに向けて
少しずつ動き始めています。
今回は夏のキャンプをちょっと詳しくご紹介します。

中には申込み〆切1ヶ月を切ったものもありますので、
参加を検討されている方はお急ぎください!
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 ちびっこだから見つけられる「ふしぎ」がある。
ちびっこ 森とテントのはじめてキャンプ


 家族と離れて、森の中に張ったテントに泊まります。
 学校に少し慣れてきた1年生、
 後輩に少し慣れてきた2年生が
 からだも気持ちも、また一つ大きくなれるキャンプです。

 【日 程】7月21日(火)~7月23日(木)2泊3日
 【対 象】小学1・2年生
 【参加費】18,000円

 【申込み〆切】6月23日(火)


ともだちといっしょに、「はじめて」を楽しもう。。

 *昨年の様子は こちら
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 森がぼくらの「家」になる。
子ども限定!森のかくれがキャンプ


 
 秩父多摩甲斐国立公園の自然の中で、
 自分たちだけの「かくれが」を作ります。
 森の生き物達と一緒に過ごす時間を通して、
 自然と自分のつながりを意識する3日間です。

 【日 程】7月26日(日)~28日(火)2泊3日
 【対 象】小学3年~中学生
 【参加費】18,000円

 【申込み〆切】7月2日(木)


自分だけの森の家を、この夏、作ろう。

 *昨年の様子は こちら
 
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 レンジャーだけが知る、とっておきの「夏」。
Jr.レンジャーキャンプ


 今年も行きます、東京都最高峰(標高2017m)の雲取山!
 東京都水源林の森を山小屋泊まりのバックパッキングを
 行います。

 【日 程】8月9日(日)~13日(木)4泊5日
 【対 象】小学4年生~中学生
     (ジュニアレンジャー登録者は小学3年生から)
 【参加費】45,000円

 【申込み〆切】6月30日(火)


この夏、目指すは東京で一番高い場所。

 *昨年の様子は こちら。 
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 みんなで行こう、ふしぎの森へ!
ちびっこ 夏の森ぼうけんキャンプ

 
 たくさんの生き物が棲んでいる夏の森で
 仲間と力を会わせて活動します。
 夏休みの終わりに、
 からだも気持ちも、また1つ大きくなれるキャンプです。

 【日 程】8月23日(日)~25日(火)2泊3日
 【対 象】小学1・2年生
 【参加費】18,000円

 【申込み〆切】7月20日(月)


はじめてのともだちとはじめての「自分」に出会う3日間。

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詳細内容や疑問点などはお気軽に
山のふるさと村ビジターセンター(0428-86-2316)まで
お問い合わせください。

スタッフ一同、夏の森でお待ちしております!