2011年8月25日木曜日

「Jr.レンジャーキャンプ2011」のご報告

8月8日(月)~8月11日(木)に小学生4年~中学生対象の
「Jr.レンジャーキャンプ2011」が行われました。
その時の様子を報告いたします。

今年のJr.レンジャーキャンプは,
Jr.レンジャープログラムの基本的な概念「自然に詳しく、自然にやさしい」を基盤としていますが、
普段のプログラムでは体験できないような、一回りも二回りも成長できる内容としました。
具体的には、山のふるさと村に生息する生きものの存在を知り、その生きものに愛着や興味を持ってもらいます。その後、その生きものに降りかかる環境問題を知り、好きになった生きものを「守りたい」という気持ちと、
それを「人に伝える」事を最終目標としました。
キャンプの中でJr.レンジャーとして、仲間と共にキャンプ生活を送れた時、キャンプバッチを贈呈し。
生きものの事を人に伝えられるようになった時、生きものバッチを贈呈します。
その二つが合わさった時、最終的にキャンプの最後に、「Jr.レンジャーマスター」として認定します。
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1日目
奥多摩駅に集合し、山のふるさと村の送迎バスで園内に到着。
研修室に着き、早速オリエンテーションを行いました。
スタッフの自己紹介や、参加者の皆同士仲良くなれるような、楽しいアクティビティを通して、
お互いに仲良くなれたんじゃないかな。


そのあとはテントサイトへ移動。
テントの建て方を覚えた後、
火の起こし方、調理のコツを楽しみながら学びます。
それぞれ、専門の講師の人が教えてくれます。
学んだ事も一人ひとりが持っているフィールドノートに記録します。








少し、雨が降ってきたけど、元気よくみんなで「いただきます!」
自分たちで起こした火で作り上げた料理。とても美味しいですね。

その後研修室に移動し、シャワータイム。
明日の活動の説明を行い、テントサイトで早めに就寝です。

明日の生きもの探しを指導してくれる、特別ゲストは誰でしょう!?
皆はわくわく、どきどきの中、テントで眠りました。

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2日目

眠い目をこすって、朝食準備。
昨日同様、役割分担で、朝食を作ります。









2日目は待ちに待った特別ゲストの紹介です。

植物に詳しい、フリーのインタープリター「シゅう」こと秋元秀友さん!









昆虫に詳しく、環境系NPOでお仕事をしている「ごっち」こと後藤洋一さん!









哺乳動物に詳しく、東京都レンジャーの「まゆ」こと田畑真悠さん!









豪華な3人のゲスト+山ふるインタープリターの鳥類に詳しい、
「かおりぃ」こと原島香の4名が参加者4グループにそれぞれついて、森で生きもの探しです。









専門家の方々の豊富な知識で、参加者はいろんな生きものを発見します!
さあ、見つけた生きものの中で、好きになった生きものはいるかな?










外の散策の後は研修室で、ゲストの方々との対談と質問タイム!
ゲストの好きな生きものと、その生きものに降りかかる環境問題を教えてもらいます。
みんな真剣にゲストの話をきいています。質問もたくさん飛び交いました。









その後、テントサイトに移動し、夕食準備と夕食タイムです。
昨日は雨だったけど、この日は晴れていて空の下で食べる事が出来たね。

夜が更けると、今度はナイトプログラム(夜の生きもの探し)です。
ゲストの方と再度グループに分かれて園内を散策します。
それぞれの班で昼間には見られない生きものを観察できたのではないでしょうか。









ナイトプログラムが終わるとシャワータイムの後、
研修室で「生きものの現状を知る時間」です。
山のふるさと村で起こっている環境問題を皆で知り、
自分の好きになった生きものがこの環境問題にどのように関わっているのかを
考える時間です。

生きものに降りかかる問題を考えながら、2日目はテントで眠ります。
ゲストも一緒に就寝です。

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3日目

この日はゲストの方と一緒に園内を歩きますが、
前日までに、知った生きものの環境問題について、
園内にいる一般のお客さんや山ふるのスタッフの方々に、
生きものに対しての認識を聞き込み調査をする日です。
入念にリハーサルを行って、出発しました。




人に生きものの現状を伝えられるようになった皆に、
ゲストから「生きものバッチ」の贈呈です。









残念ながら、ゲストの方々とここでお別れになります。
後ろ髪を引かれる思いで、お別れのあいさつ。








その後はビジターセンターのインタープリターの意見を聞きます。
インタープリターの「さかD」こと坂田大輔さんの生きものへの想いを聞きました。









夕方になり、皆で歩いて研修室に移動します。

さまざまな人の意見を聞いて、最後に自分はその生きもののために、何ができるのかを
考える時間。その想いを「ええねんカード」に書きます。
どんな想いで何を書いたのかは最終日に発表です。









夜はファイヤーサークルを囲んで、キャンプの振りかえり。
星が出て良い夜でした。










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最終日
朝ごはんの後はテント撤収作業の講習です。
これを聞いていないと、キャンプバッチはあげられません。
みんな、真剣に話を聞いていました。





加茂神社で皆でふりかえりとまとめです。
テント撤収の仕方を学んだ皆には、キャンプバッチを贈呈しました。
その後皆で、「ええねんカード」の発表会です。
皆の前で、自分の生きものに対する熱い想いを言います。



無事キャンプバッジと生きものバッチをもらった皆を「Jr.レンジャーマスター」に認定です!









生きものを好きになるだけではなく、環境問題を知り、自分には何ができるか考えられるようになる事はこれからの未来をになうJr.レンジャーには必要なことですね。
さらにそれを人に伝えられるようになれば最高です。

是非みんなは、今回のキャンプの事を大人になっても忘れないでくださいね。

2011年8月21日日曜日

「女性のためのはじめてソロキャンプ・秋」のご案内





女性のためのはじめてソロキャンプ・秋

 2011年9月10日(土)〜11日(日)

自然の中で心と体をリラックスさせながら、
キャンプの基礎を学べる2日間。
一人ずつのテント泊となるので、プライベートな時間と
同じ気持ちをもった仲間と楽しく過ごす時間の
両方が楽しめますよ。



過去7年間の実績と、
より良いキャンプの形を目指して、内容は随時更新されます。
今回はより、「ソロ」の時間を重視する予定です。


キャンプを行う9月は、真夏の頃と違って虫も多過ぎず、
暑さもそう厳しくない季節。
秋のはじまり、自然の移り変わりがじっくり楽しめます。

また、全員のスタッフが
キャンプ経験豊富な女性インタープリターなのも魅力の一つ。
体験に基づいたキャンプ道具の選び方や、
森にも自分にもやさしい自然の楽しみ方を聞く事もできますよ。
             

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【詳 細】

「女性のためのはじめてソロキャンプ・秋」

*日 程:2011年9月10日(土)〜11日(日)
*対 象:18歳以上の女性
*定 員:15名(最小催行人数10名)
*参加費:大人13,000円
(宿泊費・1泊3食の全食費・キャンプ物品代・プログラム講師料
 資料代・保険料・消費税等)
※参加費にはテントや寝袋のレンタル料は含まれておりません。
ご利用になる場合、別途レンタル料
(テント一張2,000円/ 寝袋・毛布 各200円)がかかります。

*申込み〆切:8月29日(月) 

 >お申込みは こちら をご参照ください。
 >昨年度のキャンプの様子は こちら をご覧ください。

2011年8月6日土曜日

『いっしょに挑戦!幼児と大人の森あそびキャンプ』

7月9日(土)‐10日(日)。 1泊2日でビジターセンター主催行事
『いっしょに挑戦!幼児と大人の森あそびキャンプ』を行いました。
参加者は8家族18名。
みんな、初めての場所や人にどきどきわくわくしながら
お昼過ぎに山のふるさと村に集合!














まずはどんな人がいるか、家族紹介。
事前に書いてきてもらった「家族紹介シート」を基に
名前と参加した理由と、今家族でハマっていることを紹介しあいました。














家族ごとにお昼ごはんを食べた後は、
安全で楽しい森での過ごし方の説明を受け、早速、森の中へ!
葉っぱを使ってじゃんけんしたり、
目玉シールを貼ってお友達探ししたり、
ちっちゃな子でもできる自然遊びを通して
1泊2日一緒に過ごすみんなと、お世話になる森と仲良くなりました。










はっぱ
じゃんけん、
はっぱっぱ!










優勝者に
拍手の
プレゼント!











森の中から
お友達さがし












お友達は
誰かな?



その後は川原に行って、生きもの探し!
大人も子どもも無我夢中!
「うわぁ!でっかいカエルがいた~!!!」
「え~?!どこどこ?!」
石をひっくり返しては、大発見!!の連続でした。






















いっぱい
発見!
水槽には

カエルが…


いっぱい遊んだ後は、テント場に移動して
親子で別れて火おこしに挑戦!
大人は火おこしや火の調節方法、薪の組み方を練習。
子どもはマッチに火をつける練習。
これがうまくいかないと夕飯が作れないぞ~!
大人も子どもも互いの存在を忘れちゃうほど火に没頭しちゃいました!














火が無事に起こせるようになったら、夕飯の準備。
今日のメニューはプチBBQ☆

BBQの串にトマトやソーセージ、じゃがいも、ししゃも…などなどを
好きなように刺していきます。
「見てみて!」と、作った串を見せにきてくれた一人の子ども。
どれどれ、何を刺したのか下から見ていくと…
じゃがいもはんぺんえりんぎソーセージ、ソーセージ、ソーセージ…
最後はソーセージばっかりじゃないか~!
ま、それも手作りの醍醐味ですよね?!















今回、夕方に雷がごろごろ…と鳴って、
急いでタープをみんなで立てたため、ちょっと遅めの夕飯でした。
辺りが暗くなりつつある中、
一生懸命作ったご飯をおいしくいただきました。
















おなかがいっぱいになったら、
わくわくどきどき夜の森探検タイム!
大人と子どもと別れて
大人は暗闇体験、
子どもは夜の生きもの探しに出発しました。

大人にとっては、キャンプで初めての一人の時間。
電気のない暗い森の中、
好きな場所を決めて寝転んだり、座ったり。
誰とも何も話さずに、ただひたすら暗闇に溶け込みました。

…すると…

ピカッピカッと目の前に強烈な青白い光が!!
なんと、ヒメボタルがあっちこっちに出てきたではありませんか!
手を伸ばしたら捕まえられそうな距離で
青白い光が点いては消え、点いては消え…。

大人にとって、最高な夜の20分間でした。

さて、子どもたちは何を見つけたかな?
テント場へ戻ってくると、
「パパー!」と走り寄る子どもたち。

「おとなは何みつけたのー?」と興味津々。

「お父さんはね、ホタル見たよ~」
「へぇ~!ホタル?!僕はね…!」
親子のおしゃべりが自然とあちらこちらで始まりました。
















1日目はこれで終了。
テントに入った途端、コテンと寝てしまった子もいたようです。
夜空にはぽわんときれいなお月様。今日はいっぱい遊んだね。
おやすみなさい☆

2日目。朝日が差し込み、森はキラキラ輝いてました。















自由参加の朝のお散歩の後、みんなでのびのび朝の体操時間。
普段、おつかれ?のお父さん、お母さんにとっては
太陽の光こぼれる森の中で、ゆっくりと息を吐きながら体をほぐす、
気持ちのいい時間になったようです。















体操で体がほぐれたら、おなかがぐぅ~と減ってきた!
さあ、朝ごはん作り!
牛乳パックを使って、カートンドッグを作ります。
牛乳パックで簡単にホットドックが作れることにみんなはびっくり!
普段おうちで食べる量よりもいっぱい食べる子もいたようで、
ユニークな朝ごはんに大満足でした☆





























ごちそうさまをしたら、みんなで荷物の片づけ。
お手伝いに積極的なみなさんのおかげで
あっという間に荷物が片付きました。

その後は、2日目のメインイベント。
親子だけで森を探検!
見どころが描かれた園内マップを手に、
親子で行きたいところを選んで
2時間たっぷり、森遊びを堪能してもらいました。
























どこ行く?
親子で
会議中。


戻ってきたらお昼ごはん。
青空ランチを楽しんだ後は、お土産つくり。
2日間のキャンプの思い出をうちわの絵に描きました。









青空ランチは
手巻きずし!













うちわに
思い出
描き中。



キャンプのふりかえりの時間では
「嫁を説得してキャンプに行きます!」
「テントで寝るの楽しかった!」
など、みなさんのいい笑顔が溢れる時間となりました。














今回のキャンプ体験を活かして、
ぜひ、これから家族みんなでキャンプに挑戦してみてくださいね!


(「いっしょに挑戦!幼児と大人の森あそびキャンプ」担当むぅちゃん)