2014年4月28日月曜日

「幼児といっしょにはじめてキャンプ」のご案内


「幼児といっしょにはじめてキャンプ」
 2014年7月5日(土)〜6日(日)一泊二日テント泊

 親子で一つのテントで、はじめての森のお泊まりに
 挑戦してみませんか。



小さな今だから持てる好奇心や、森の自然だから拓く豊かな感性。
森の中でぐんぐん成長していくお子さんを
見守る大人の心も育っていく事でしょう。



自分より大きなテントが立った時、きらきらと輝いた表情。
「そのナベ重いでしょ、もってあげる!」
そう言って、手を伸ばしてくれた時の頼もしい笑顔。

キャンプ帰りに「自然の中でもたくましく生きていけそう」と
笑ったお母さんもいます。

今年のキャンプでそんな言葉を言うのは、あなたかも。
小さな体と心が少し大きくなる瞬間を、
この奥多摩の森で、私たちといっしょに目撃してみませんか。



…「幼児といっしょにはじめてキャンプ」詳細内容…

□ 日 程: 2014年 7月5日(土)~6日(日) 一泊二日テント泊
□ 場 所: 都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村
□ 対 象: 3才以上の幼児と保護者
□ 定 員: 10組 25名(定員を越えた場合は抽選となります)
□ 参加費: 大人15,000円/幼児10,000円
(宿泊費、1泊3食の食費、キャンプ備品代、保険料、資料代、消費税等)

□ 内 容:
 ・ いつものさんぽに役立つ親子の自然あそび
 ・ 親子ではじめてのたき火に挑戦!
 ・ はじめての森のおとまり!どきどきテント泊
 ・ 森で出会うはじめての友だちと過ごす時間 など
□ 集合解散: JR青梅線 奥多摩駅 (駅からは送迎バス)
□ 申込み〆切: 2014年 6月9日(月)
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ご質問、ご相談、お気軽にお問い合わせください。
山のふるさと村ビジターセンター TEL 0428-86-2316




皆さんのお申込み、お待ちしております!

2014年4月26日土曜日

「女性のためのはじめてソロキャンプ」のご案内




2014年度の山のふるさと村最初のキャンプは
おなじみ、大人の女性対象キャンプです。

「女性だって気軽にアウトドアを楽しみたい」
女性スタッフのそんな声から生まれたこのキャンプ、
始めてから早10年経ちました。

国立公園の豊かな自然を楽しみながら、
ソロキャンプの基礎が得られる2日間。
1人ずつのテント泊となるので、プライベートな時間と、
同じ気持ちをもった仲間と楽しく過ごす時間の両方を楽しめます。



忙しい現代の女性だからこそ、
自然とゆっくり向かいあって、体と心に贅沢なひとときを。      


・・・・・「女性のためのはじめてソロキャンプ」詳細・・・・・



日 程:2014年5月24日(土)〜25日(日) 一泊二日テント泊
対 象:18才以上の女性
定 員:15名(定員を越えた場合は抽選となります)
参加費:15,000円
内 容:

・ソロテントの立て方、過ごし方講座と実践
・キャンプ経験豊富な女性スタッフ愛用の道具のお試し体験
・女性ならではの感性に注目した夜の森歩き体験
・かんたんおいしい、片付け楽なアウトドアクッキング
・ 初夏の森プチトレッキング など

集合解散:JR青梅線 奥多摩駅 
 (集合/解散目安時間:10:30/15:00)
申込み〆切:2014年5月9日(金) (定員に若干の余裕があります。お早めに!)



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皆さんのお申し込みを心よりお待ちしております。

(「女性のためのはじめてソロキャンプ」担当)

2014年4月1日火曜日

子ども春まんきつキャンプのご報告



ご報告が大変遅くなってしまいましたが、
昨年度末の春休み、328日〜31日に
「子ども春まんきつキャンプ」を実施しました。

今回のキャンプは、夏のキャンプ参加者からの
「春にもキャンプをしたい!」という声をうけて、実施。
小学3年生から6年生までを対象に、
山ふるの始まったばかりの春を体いっぱいで遊んでもらう内容としました。

今回の春キャンプのテーマは「遊び」。
そして遊びの舞台は、みんなが普段遊ぶ公園や学校のグラウンドとは違って
遊具も遊び道具もない、でもたくさんの遊びになりそうな森の中ぜんぶ!
なので、どんな遊びが出来るかは、みんなのアイディア次第になりそうです。

集まった子ども達は、山ふるに1回以上は遊びにきたことがある
いわば山ふるリピーターの子ども達。
初めて出会った子ども達でしたが、実は山ふるを通じて共通点が多いみたいです。
そのうち子ども達同士で「山ふる何回来たことあるの?」「○回あるよ〜」と
楽しげな会話が聞こえてきたり。

さて、子ども達がお互いを知り会えた次にやる大切なこと。
これから2泊を過ごすテント立てです。
子どもの頃、山ふるキャンプにも参加していたスタッフぱちくりが
テントの立て方のお手本を見せます。

「すのこを敷く場所は平らな場所がいいんだよ。ちょっと寝てみて確かめてごらん」
「平らかな?」「もう少しこっちじゃない?」

ぱちくりの説明を聞いてみんなで力を合わせてテントを立てていきます。
風に飛ばされない為のペグを打ち込む姿は手慣れた様子。



泊まる場所も作り、いよいよ遊び作り!
でもその前に、みんなには山ふるの自然をじっくり味わってもらおうと思います。
じっくり味わうにはどうしたら良いのか?

「目で見るだけでなく、耳や鼻、手の感触を使って周りの空気を感じてみよう」

片手を天に掲げ、どんどん手を降ろしていきます。手のひらをセンサーのように研ぎすませて、冷たい場所や暖かい場所を探します。さらに風はどこから吹いてくるのか…。

「この位置が冷たい?」「風はここかな?あ、こっちから吹いてる!」

手をあっちこっちに向けながらくるくるその場で回る子ども達まるで風見鶏のよう。
センサーはどんどん敏感に働いてきたようです。


「これから森の中を歩くよ!」「やった!!」

「ただし、これを目につけてもらいます」「えぇー!?」

取り出したるは、バンダナ。子ども達唖然。
11枚ずつ渡して目隠しをしてもらいます。目隠しをして感じる森は一体どんな所なのかを子ども達に体験してもらいました。

「何も見えない〜」「あ、今誰かに触った?」「やだ〜!!」

遮断された視覚で、果たして森を歩けるのでしょうか?
森の中には杖代わりのロープを10m弱、張り巡らせました。

「ロープを伝って一番端っこまで行って、また帰ってこられるかな?」

ロープをつかんで、最初は不安げに一歩、二歩を歩いていましたが、徐々に慣れたようにトコトコと歩き始めます。しかしこの中は道路とは違って森の中。障害物はいくらでも出てきます。

「わ。なんかぶつかった!誰?固い!」

「もっと触ってごらん

「もしかして、木?びっくりしたぁ・・・」

落ち葉のカサカサや木肌に生える苔、
目を開けて歩く森とは違う森がそこにはありました。
11歩を確実に踏みしめて歩いてきた道のりは
本来の長さよりもずっと長く感じたという子も。

「柔らかい!何これ!?」「私の手だよ〜」

いつもだったら分かるものも、目を閉じることで全く違うものに感じるみたいですね。


目隠し森体験したら、少しお腹がすいてきました。おやつの時間です。
今日のおやつはフランクフルト。フランクフルトを焼く火は自分の力でやります。
スタッフゆうきのお手本を見ながら、火おこしに挑戦です。
火おこしは大変だけど、自分でおこした焚き火で焼くフランクフルトは格別!





 夜は懐中電灯を使わずに森の中で過ごしました。
まだ寒い山ふるの夜ですが、発見はたくさん。
  
「星がきれいだったよ」「すごく光っているのは恒星なんだよ」
「森の中から音がしたよ」

夜でお互いの顔ははっきりとは見えないけれど、
夜の森を五感全部で感じることができた、みんなの目はきらきら輝いていました。
テントサイトに戻ったら、みんなおやすみなさい。
暖かくして寝てね。



2日目の朝はファイヤーサークルでホットドッグ作り。
牛乳パックを使って作るホットドッグは
焦げて炭になって苦い部分もあったけどそれも含めて美味しい!



準備ができたら、集合。
昨日は1日山ふるで体の色々なセンサーを使ったね。
今日はそのセンサーを全部使って山ふるを遊び尽くそう。
 
「やったー!」「何するの?」「木登りしたいなぁ!」

口々に興奮したように話す子ども達。
まずはインタープリターゆうきと、もうちゃんが
みんなにオススメの遊びを湖畔広場で紹介。

途中コケを踏みしめたり、動物のうんちをつついたり、たくさん寄り道をしました。

「あれ何?」「これ面白い!」「見て見てー!」

みんなの目が、耳が、鼻が、手が、色々な物を見つけては
インタープリター達に教えてくれます。

「すご〜い!」「よく見つけたね!!」「いいねぇ!」

なかなか前に進まないけれど、とても楽しい、ワクワクした時間でした。
 


到着したのは奥多摩湖が見える場所、湖畔広場。
ゆうきは森の中で楽しめる遊びの紹介を、
もうちゃんは湖の側で遊ぶ方法をそれぞれ紹介しました。


チームに分かれて、森の素材を使った動物作りは、同じ素材でも形が全く違う自然物での作成。悪戦苦闘する様子がありながらも一生懸命動物の形作り。
「シカ!」「角があるもん」

作った動物のあてっこはなかなか楽しかったです。


湖ではひたすら石切り。ただ湖に向かって石を投げるだけだけど、石が水を跳ねるようにするにはコツが必要です。
「うまくできなぁ〜い!」「3回跳ねた!」「僕、5回!」「7回を目指す!」

いつまでも飽きずに石を投げる子ども達。
投げるごとに何回跳ねたかを教えてくれる笑顔がとても素敵でした。


お昼を食べたら、いよいよみんなで遊び作り!
1日と半日かけて山ふるの自然で体の色んな感覚を鍛えてきた子ども達。
森グループと湖グループに分かれて、まずは遊び作りや、遊びに使えそうな物探しです。

「これ、すっごく臭い!!」

森グループが見つけたのは黄色い木の実。
においがとても強烈で、新たに名前をつけてあげました。
タコっぽい見た目とにおいが臭いのでタコクサの実!何か遊びに使えそうかな?


木の枝で作ったのはリンボーダンス!
普段であれば、通り過ぎているかもしれない物がいつの間にか遊び道具に。


 「湖畔の所にある木、登りやすい木はどれかな?確かめてみよう!」

一方や湖グループでは木に登ってみてどの木が木登りに向いているのかを調べました。

「一休みできる木見つけたよ」

遊び疲れちゃった時に便利な自然のベンチです。
みんなで代わりばんこに座って、座り心地をチェックしました。


森グループも湖グループも見つけた遊びや発見はいっぱい。
みんなが見つけた遊びや発見は山ふる遊びマップを作ります。

「こんなことしたね」「これもしたよ!」

マップを作る姿は真剣そのもの。


体験したことを思い出しながら、色々書いてくれました。

今日はたくさん動いたから疲れちゃった。みんなぐっすりとおやすみなさい。


最終日の3日目は雨が降りそうな天気ですが、
子どもたちのパワーがあれば雨もなんのその。
森グループと湖グループとで遊びの紹介を見せ合いっこです。

前日に見つけたタコクサの実を紹介する森グループに、
湖グループを代表してにおいをかいだインタープリターもうちゃん、絶句。

「すごいにおいがする!」「でしょ〜?」


湖畔グループはオススメの木登りの木を紹介です。
「この木はしっかりしているし、足をかけやすいから初心者でも登れるよ!」


お互いのグループの遊びを紹介した後は、この2日間を忘れないためのお土産作り!

『山ふる遊びマップ』

紹介しきれなかったお互いのチームの遊びが細かくのった、
このキャンプに参加してくれたみんなだけの遊びマップ。
遊びの説明を見ては笑ったり、どこでできるのかな?と周りを見回したり。

最後は一人一人がマップを大事にリュックの中へ入れてくれました。


季節が変わったら、できなかった遊びができるようになるだろうし、
もしかしたら、できた遊びができなくなるかもしれません。

みんながまた山ふるに来る時は、この遊びマップを持って、
周りの人達に遊びを紹介してあげてね。
そして新しい遊びを作ったら、マップを更新させて、インタープリターに教えてね。

山ふるの遊びマスターになったみんなの顔はキラキラしていました。
またキラキラしたみんなに会えるのを楽しみにしています!

(もうちゃん/ゆうき☆/ひとみぃ/まつけん/ぱちくり)