2021年11月30日火曜日

宿泊者限定プログラム「星を見よう」のご案内

 島嶼部を除けば、東京都で最も光害が少なく夜空が暗い奥多摩町。

さらに山のふるさと村は夜間に周辺の道路が通行止めとなるため、
静かな環境で満天の星空が楽しめます!
「星を見ようシリーズ」では、解説員が季節と共に移り変わる星の魅力を紹介します。
はじめての人も大歓迎。ぜひ一緒に星空を楽しみましょう。






























時 間:18時から21時の間(約1時間)
    ※季節によって開始時間が異なります。
参加費:500円
対 象:園内宿泊者
定 員:先着10名
申込方法:
    当日のビジターセンター開館中に窓口にてお申込みください。
    ※開館時間:9時15分~16時15分

注意事項:プログラム終了まで飲酒はお控えください。
     〇安全の為、サンダルやクロックスでは参加できません。
     〇秋~冬は防寒具必須となります。
     〇曇天・雨天時は内容を変更し実施します。

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都会では味わえない夜の体験を一緒に満喫しましょう。
スタッフ一同お待ちしております。

2021年11月22日月曜日

11/7「小河内の鹿島踊体験ツアー」のご報告


色とりどりの紅葉が見頃となった11月の山のふるさと村で
「小河内の鹿島踊体験ツアー」を実施しました。


山のふるさと村ができる前、この場所にあった
岫沢・日指集落とダムに沈んだ南集落にて
伝えられてきた「小河内の鹿島踊」。

その土地に伝わる郷土芸能と、積み重ねられてきた歴史と人々の思いを
全身で感じる1日となりました。

当日集まったのは関東近辺にお住まいの14名。年齢も性別も様々です。

まずは山のふるさと村園内に残る、
集落跡を巡る歴史ツアーへと出かけます。


実際に集落に住んでいた方をゲストに、当時のまま残る石垣や石碑を巡り…。

石垣作りの名人を呼び寄せて作ったという石垣。
お城の石垣のように立派です。

「この場所は日当たりが良く、じゃがいもやみょうがを植えていて…」
この土地に住んでいたご本人から聞く、今は無き集落の暮らし。


歴史ツアーの後は、いよいよ「鹿島踊保存会」の皆様とご対面。

保存会会長から鹿島踊の特徴や歴史の話を聞き、
山のふるさと村ビジターセンタースタッフからスライドや動画で
「小河内の鹿島踊」のイメージを膨らませていきます。


踊りの実演も!キレッキレです!

 

また、教室には、保存会の方々が持ってくださった
踊りの衣装や小道具が展示してあり、
参加者の皆さんが自由に見れるようになっています。


時には保存会の皆さんが実演してくださったりも…。

奥多摩ヤマメ、きのこなど、地場産の素材が
ふんだんに使われた特製のお弁当を食べてから
いよいよ小河内の鹿島踊を実際に踊ってみます。


小さなグループになり、保存会の皆さんがグループごとについて直接指導。
最初は振りがおぼつかない人もいましたが、
丁寧な教えのおかげか、動きがどんどん軽やかになっていかれました。
保存会会長いわく「お世辞抜きで皆さん覚えが早かったです」との事。


最後に、笛と唄に合わせて、全員で輪になって踊ります。
数百年も連綿と伝えられてきた小河内の鹿島踊が、新たに受け継がれた瞬間…。


最後は、鹿島踊を奉納していた神社まで、
保存会の方々の道中囃子に導かれるように歩きました。
森の中に篠笛の鮮やかな音が響き、とてもいい雰囲気でした。


小河内の鹿島踊は、故郷を無くした郷土芸能。
でもそれはある意味、他の地域に住んでいる皆さんとも
繋がる可能性を持った郷土芸能といえるのかもしれません。

鹿島踊を受け継ぐ仲間として、皆さんとまた
ご一緒できる時を楽しみにしています。

(「小河内の鹿島踊体験ツアー」担当:福世・原島・佐藤)

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奥多摩町 町長ブログにて
「小河内の鹿島踊体験ツアー」を紹介して頂きました。
http://www.town.okutama.tokyo.jp/shokai/chocho/blog3-11.html