2020年10月22日木曜日

自然教室「秋の親子キャンプ」のご報告

2020年10月17日から1泊2日で開催した
「秋の親子キャンプ」のご報告です!

秋の親子キャンプといえば、
キャンプ生活に挑戦しながら、初秋の自然を親子で楽しむ… 
そんな定番キャンプです。

新型コロナウイルス感染症による影響が続く中、
今年初の自然教室として開催できた事が何よりの幸いでした。

初日は雨の中でのスタート。
野外で快適に暮らすための技に挑戦し、実際にキャンプ生活を体験する日です。
季節を先取りしてしまったかのような寒さでもありましたが、
参加者自らテントを立て、火をおこし、食事を作りながらも
夜の探検も忘れず行いました。
2日目は天候に恵まれ、
秋の気配が深まりつつある森を親子で散策しました。

それでは、キャンプの様子をちょっとだけご紹介します。

【1日目】
野外での寝床として欠かせないテント。
初めてという人もいて、ドキドキ。

親子のチームワークさく裂!
あっという間にテントが立ちました。

火おこしもそれぞれの家族で挑戦してもらいました。
たき火があると、なんだか気持ちも安らぐんだなぁ~。

キャンプでは日の入りの時刻がとても重要。
あっという間に日が暮れて夜に。

残念ながら夜は星が見えませんでしたが、
早朝ちらっと見えました。


【2日目】
朝の散策をした後は、さっそく朝ごはんの準備。
あったかくな~れ、ファイヤー!

食後は、まったりスモアタイム。

テントや寝袋の片付けも自分たちで!
これで道具の使い方はバッチリ。

このあと、親子で地図を片手に自由に森を散策する
「親子で森たんけん」に挑戦してもらいました。
そこはたくさんの宝物を発見したようです。

ナイスなお面!
森にはこんなに大きな葉っぱがあるんだね。

リスのおとしものもいっぱい見つけてくれたよ。
冬に備えてクルミをたくさん食べている模様。


お次は集めた松皮でおみやげ作り。

自由なアイディアで
素敵なオリジナル松皮アートが誕生!

あ~ん。


参加者からは
「思ったより簡単にテントを立てる事が出来た」
「こもれびがきれいだった」
「焼いたマシュマロがおいしかった」
などなど、色んな感想を聞く事ができました。

さらには、
「こんなもの見つけたよ!」
と素敵なひろいものを紹介してくれる事もありました。


ぜひこの秋の親子キャンプをきっかけに、
自然の中で生活する楽しさを知り、
家族でキャンプを続けていく事で、
より深く自然を感じてもらえたら
スタッフ一同嬉しい限りです。


(インタープリター/すみぃ、いわしぃ、ひとみ~、なっしー)

2020年7月1日水曜日

自然教室「会いたい!ニホンカモシカ」のご案内

2021年2月20日(土)〜21日(日) 1泊2日ケビン泊
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 人とカモシカはどうかかわって生きていたのか
  
 冬の奥多摩に生きるけもの
 
 その魅力にせまる1泊2日の自然教室
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知れば知るほど、
あなたはニホンカモシカに会いたくなる
このイベントでは『ニホンカモシカ』との出会いを目指します。
森に生きるその姿は、時に愛くるしく、
時に力強く感じることでしょう。


でも、ニホンカモシカは野生の生きものです。
そうやすやすと会えません。

ニホンカモシカの生き方を知りましょう。
野生動物と人の距離感、接し方を身に付けましょう。
なぜ特別天然記念物になったのか、
人とのつながり・歴史を感じましょう。
彼らに会うために必要なのは、彼らを知りたい気持ち。
そして、ちょっとの運! 


 暖かなケビンで宿泊


深夜のアニマルウォッチング
          素敵な出会いはあるのか・・・?


 ・・・・・「会いたい!ニホンカモシカ」詳細・・・・・

 【日 程】:2021年2月20日(土)~21日(日)
       1泊2日ケビン泊
 【対 象】:小学3年生~大人

        ※高校生以下保護者同伴。大人だけの参加可。
 【定 員】:15名(最少催行人数12名)先着順
 【参加費】:大人20,000円 小学生19,000円
         (宿泊費・1泊3食の食費、備品、保険料、資料代など)
      ※宿泊のお部屋は、原則として男女別相部屋と
                         させていただきます。
          グループや個人でのお部屋をご希望の場合は、
                         申込時にご相談下さい。
 
   【集合解散】:JR 奥多摩駅(駅からは送迎バス有)
         (目安時間:集合20日11:00/解散21日14:30)
  
 【活動内容】
    (1日目)
      ・カモシカと山ふるの話
      ・園内の自然散策(動物の痕跡探し)
      ・奥多摩周遊道路で
       深夜のアニマルウォッチング
    (2日目)
      ・人とカモシカの昔と今の話
      ・山ふる~小河内神社の散策
      ・カモシ会議

       (まとめ、分かち合いの活動)

     
  【締切】:2021年1月31日(月) 締切必着

       ※天候や新型コロナウイルスなど様々な理由で
           イベント内容の変更や中止の可能性があります。
        あらかじめご了承下さい。

 
 


































お申込みメールフォームはこちらをどうぞ。
 http://www.yamafuru.com/eventvisitor/

皆さんの申込みをスタッフ一同お待ちしております!

「動物の森お泊りキャンプ」のご案内

※コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました※



「動物の森お泊りキャンプ」

2020年7月26日(日)∼28日(火) 2泊3日テント泊
小学1∼3年生 20名を大募集!!


キャンプをする山のふるさと村の森には、
リスやシカ、イノシシなど、28種類の動物が暮らしています。

そんな森にお泊りしたり、
動物のすみかにちょっとだけお邪魔したり、
もしかしたら動物に出会っちゃったり!?
動物園や図鑑の中ではわからない、
「自然に生きる野生動物の暮らし」を満喫するキャンプです。

小学生低学年の間に「本物」に触れる事は、
きっと彼らの世界を少し、広げてくれる事でしょう。



特別ゲストである生きもののエキスパートの鳥獣保護員や、
森の専門家、インタープリター(自然解説員)が
人と森、そしてそこに棲む動物たちの世界を繋げるお手伝いをします。


小さな体と心が、ほんの少し大きくなる、そんな夏になる3日間です。


 ・・・・・「動物の森お泊りキャンプ」詳細・・・・・

 ■日 程:2020年7月26日(日)∼28日(火) 2泊3日テント泊
 ■対 象:小学校1年生∼3年生 20名
 ■集 合:JR 奥多摩駅11:00 頃(駅からは送迎バスで移動)
 ■参加費:23,000円

 ■内 容:動物が暮らす森にテントでお泊まり
        インタープリターといっしょに動物のすみかや食べ跡探し
          早朝や夜、動物の暮らしている時間にちょっとだけ探検
        3日間で見つけた森の宝物でおみやげ作り       ...など   
 ■締 切:6月17日(水)
        ※定員に達した場合は抽選となります。

 ■申込み方法: 「イベント名・名前・郵便番号・住所・
         生年月日(⻄暦)・電話番号・E-mail」  をご記入の上、
        FAX(0428-86-2316)  または
        E-mail(yamafuru@hkr.ne.jp)にてお申込み下さい。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策によっては中止となる事もあります。

過去の1、2年キャンプの様子はこちら

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スタッフ及び森の動物たち一同、
皆さんのお申込みをお待ちしております!


2020年4月8日水曜日

8/1「親子でツリーイング体験」のご案内

※コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました※

8月1日(土)「親子でツリーイング体験


ツリーイングはロープを使った木登りで、
もともとはアーボリスト(樹木医)が樹上作業を安全に
行うための手段として利用されてきたものです。

昨年の秋まつりで、子ども限定イベントとして初めて実施した際、
「次回はぜひ親も参加できるように」というお声を
様々な方から頂いた事を受け、
今年は親子イベントも実施します!



今回のイベントのポイントは、
親子で同じロープを使ってもらう事。

親子同時で木に登ることは出来ませんが、
同じロープで同じ木に登ることで、
大人と子どもの視点の違いや楽しみ方の違いなど、
新しい発見があるのではないかと思うのです。


「ピースピース!」

「大人だって、思いっきり楽しんでいいじゃないか」

また、大人が「全力で楽しむ」姿は、
子ども達に大きな影響を与えます。

この木登りを通して、今まで知らなかったお互いに
出会うキッカケになればいいなと思ってます。

・・・・・「親子でツリーイング体験」詳細内容・・・・・


■日 程:2020年8月1日(土)
       ①午前の部:10:00~12:00/②午後の部:13:00~15:00
■対 象:小学生以上の子どもと大人
■定 員:各回6組(申込み多数の場合抽選)
■参加費:1組5,000円
※1組の人数に制限はありませんが、一本のロープを交代で使うため、
 1組2〜4名程度を推奨しています。

■協 力:ツリーマスタークライミングアカデミー
■〆 切:7月11日(土)
■申込み方法:
「イベント名(希望の回)・名前・生年月日・郵便番号・住所・
 電話番号・E-mail」
 をご記入の上、FAX(0428-86-2316)
 またはE-mail(yamafuru@hkr.ne.jp)にてお申込み下さい。

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この夏、空を飛ぶ生きものと同じ場所へ。
皆さんのご参加お待ちしております!


2020年4月3日金曜日

宿泊者限定プログラム「星を見よう」のご案内


島嶼部を除けば、東京都で最も光害が少なく夜空が暗い奥多摩町。
さらに山のふるさと村は夜間に周辺の道路が通行止めとなるため、
静かな環境で満天の星空が楽しめます!
「星を見ようシリーズ」では、解説員が季節と共に移り変わる星の魅力を紹介します。
はじめての人も大歓迎。ぜひ一緒に星空を楽しみましょう。






























時 間:18時から21時の間(約1時間)
    ※季節によって開始時間が異なります。
参加費:500円
    ※8月10日(月・祝)のみ無料。
対 象:園内宿泊者
定 員:先着15名
申込方法:
    当日のビジターセンター開館中に窓口にてお申込みください。
    ※開館時間:9時~16時30分(繁忙期は延長あり)

注意事項:プログラム終了まで飲酒はお控えください。
     〇安全の為、サンダルやクロックスでは参加できません。
     〇秋~冬は防寒具必須となります。
     〇曇天・雨天時は内容を変更し実施します。

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都会では味わえない夜の体験を一緒に満喫しましょう。
スタッフ一同お待ちしております。

9/13「東京・奥多摩の郷土芸能ツアー」のご案内

東京・奥多摩の郷土芸能ツアー
 2020913日(日) 9:3014:40


日本に数多くある、地域色溢れた郷土芸能。
東京・奥多摩にもたくさんの芸能が今も伝えられています。
その中でも、少し特別な郷土芸能「鹿島踊」があります。


2022年にユネスコ世界遺産登録を目指す「風流踊」の一つである「鹿島踊」。
いつから伝わったかは正確には判りませんが、
室町時代の踊りや歌舞伎の名残が踊りの中に組み込まれているため、
少なくとも600年以上の歴史はありそうです。


伝承していた人々が住んでいた集落は、今は奥多摩湖の湖底に沈み、
現在は「鹿島踊保存会」により伝え継がれてきた舞いを、
年に一回、小河内神社で奉納しています。



今回のイベントでは、「鹿島踊」の奉納舞の見学と共に、
穴軸湖底の底に沈んでしまった集落で伝わる
「境の獅子舞」「原の獅子舞」の奉納舞も見学予定です。

その後は、わずかに残る、湖に沈まなかった集落跡を
当時の村人だった語り部と
インタープリター(自然解説員)と共に歩き、
奥多摩の自然とその環境が生み出した芸能と歴史を
じっくり味わう一日となります。

去年の「原の獅子舞」の奉納舞の様子。



イベントを主催する山のふるさと村は
ダムに沈まなかった「岫沢」集落の一部と
「日指」集落の跡地を利用して作られた公園です。
そのため、園内には多くの暮らしの痕跡があり、
様々な形で歴史を垣間見る事が出来ます。

立派な石垣の上は、今はテントサイトとして使われています。


元々踊りが奉納されていた「旧加茂神社」。
御神体は小河内神社に移されたものの、
当時と変わらず、園内と園内に棲む生き物達を見守っています。


___「東京・奥多摩の郷土芸能ツアー」詳細___

  主 催: 東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村/
      奥多摩ビジターセンター
  日 時: 2020913日(日)9:3014:40
  対 象: 高校生以上
  定 員: 20名(申込み多数の場合抽選)
  参加費: 5,000円(昼食代・ガイド講師料・保険代等)
  締切り: 830日(日)必着
  集合・解散:JR青梅線 奥多摩駅(駅から送迎バスにて移動)

  参加申込:
 1.イベント名  2.氏名・ふりがな 3. 性別 
 4. 生年月日(西暦) 5. 郵便番号・住所 6. 電話番号 
 7. Fax番号(任意) 8. E-mailアドレス(任意)

  をご記入の上、FAXまたはE-mail、官製はがきでお申し込み下さい。

      荒天時には奉納自体が取りやめになる事もあります。
  予めご了承ください。 


  宛 先:〒198-0225 東京都西多摩郡奥多摩町川野1740
      山のふるさと村ビジターセンター
      TEL & FAX0428-86-2316 E-Mailyamafuru@hkr.ne.jp 

 ※お申込み受け付け後、折り返し「申込み受理」のご連絡をいたします。
       こちらから連絡がない場合は、受理されていない可能性もありますので、
  申込み後3日を過ぎても連絡がない場合は、お手数ですが
  ビジターセンターまでお問合せください。

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皆様とご一緒に、奥多摩の豊かな自然に癒されつつ、
奥多摩の芸能とその歴史を満喫できることを
スタッフ一同楽しみにしております!

2020年1月16日木曜日

自然教室「冬のジュニアレンジャーキャンプ」のご報告


2020111日(土)~12日(日)に実施した
自然教室「冬のジュニアレンジャーキャンプ」のご報告です!

このキャンプは、
1泊2日の活動を通して、
動物たちが暮らす森への興味と愛着を深めること が目標!

1日目は山ふるの森を探検し、動物たちの痕跡を調査したほか、
夜の探検にも挑戦!野生動物が息づく森を実感しました。
2日目は、発見した痕跡や目撃情報をつめこんだ
オリジナル展示「山ふる動物はっけんマップ」を作りました。

そんな盛りだくさんの2日間の様子を、
ちょっとだけご紹介いたします。

 1日目】
山ふるの森を昼と夜の2回に分けて探検し、
昼は動物の痕跡探しを、
夜は動物が実際に活動する時間帯を体験しました。 
 
   ◆昼の森探検
 動物の食べ跡かも!フィールドノートに詳しくメモ
謎の足跡発見!どんな動物が暮らしているのかな?
リスやネズミが大好きなクルミを見つけたよ。食べに来るかな?
 森の中には動物の痕跡がたくさん!夜への期待が高まる・・・
 
 
   ◆夜の森探検
山ふるに暮らす野生動物のほとんどが夜行性。
彼らの活動場所に行く時は「おじゃまします」の心を忘れずに

夜の活動に慣れてきたところで、
動物たちを驚かせないための「動物観察のマナー」を伝えます。
さらに動物がまぶしくないよう、赤いライトを使って動物探しに挑戦。
これらの努力が実り、シカやキツネが姿を見せてくれました。 
 

   ◆おまけ
自分たちのことは自分たちでやる!
なかまと協力して夕食を手作りしたよ
森の探検で見つけたものを、ケビンサイトの休憩時間にも書き込む。
大人顔負けの集中力だね
 
 
 
2日目】
ケビンサイトからビジターセンターへ移動。
1日目の調査結果をもとに、展示作りに取り組みました。
 
   ◆朝のおさんぽ
ケビンからビジターセンターに移動する道中にも、
冬ならではの発見がいっぱい!
 
 
 
   ◆山ふる動物はっけんマップ作り
2日間のキャンプの集大成!
どんなマップが出来上がるか、楽しみ!

 見てくれる人たちが見やすいように
絵と文字を使い、色使いも工夫したよ


1時間以上の時間をかけ、
全員のとっておき情報をつめこんだ特製マップが完成!

こで、みんながキャンプで一番楽しかったことを聞いてみると、
動物にあえたこと」
「動物のうんちを見つけられたこと」
「みんなと遊んだこと」
「ケビンに泊まったこと」
などなど、テーマである動物に関することに加えて
1泊2日の共同生活の中にも楽しいことがいっぱいあったようです。


◆さいごに
の2日間の体験を通して、
子どもたちの中にある森への興味と愛着が深まったのを
私たちスタッフも感じる事ができました。
さらには今回経験した「動物たちが森に暮らしていることの実感」が、
動物の視点で様々な物事を考えるきっかけになったらいいなと思います。


山ふる動物はっけんマップはビジターセンター奥の階段上に展示中! 


なお、「山ふる動物はっけんマップ」は色んな人に見てもらいたいと思いますので、ビジターセンター館内にしばらくの間展示いたします。
参加者のみんなも、友達や家族を連れてぜひ見に来てくださいね。
きっとキャンプでの楽しかったことや大変だったこと、色んな出来事が思い出されるでしょう。                      

(インタープリター よってぃ・すみぃ・ひとみぃ・もうちゃん・うっちー)