7月15日(土)〜16日の、夏休み前の連休に
「山ふる版自由研究のススメ」キャンプが行われました。
今回のキャンプのテーマは「自然は知れば知る程面白い!」
夏休みの宿題の定番である自由研究をキッカケにして、
自然をじっくり観察し、
新しい見方を得てもらう2日間となっています。
とは言うものの、まだキャンプ始めは
生きものを見つける事はできても、
その奥にある、生きものがいる理由や
どうしてそこにいるのかという根拠までは辿り着けない子がほとんど。
どうしてそこにいるのかという根拠までは辿り着けない子がほとんど。
なので、まず最初は生きものがどんな所にいるのか
生息環境を知ってから、生きもの探しをする事に。
インタープリターの視点を聞く子ども達の目も真剣です!
「青い宝石」ルリボシカミキリは朽ち木に卵を生みに・・・。
この記録は、トカゲの尻尾が切れてから、尻尾が動き続けた時間・・。
こんな事も、調べてみないと判らない!
「こんな毛虫触った事ないよ〜!」
触り心地と足の感触がたまらないと、大人気のクスサン幼虫でした。
もちろん、自然調査だけではなく
自分たちが宿泊するテントやご飯の準備など、
自分で出来る事は自分でします。
ご飯もみんなでいっしょにいただきます!
夕食を食べ終わったら、2グループに別れて夜の森へ。
昼間は自分達が興味を持つ自然を探しにいきましたが、
夜は、ビジターセンターのインタープリターが
調査しているホタルとクワガタ探しに出かけます。
ホタルは写真が取れませんでしたが、クワガタはこの通り!
今年はヒメボタルの目撃情報がとても少なく、
また、クワガタムシもここ数年、目撃情報が激減しています。
それらの事実が本当なのか、自分の目で確かめる事も大事な仕事。
自分自身の足で探しにいく実地調査を行い、
暗い中ですが、一生懸命、記録も残します。
体と頭を使った後は、たき火であま~いマシュマロをいただいて
明日に備えてじっくりゆっくり、お休みなさい!
2日目も青空が広がり、絶好の調査日和。
今日は何が見つかるかな??
2日目の今日は、自分たちで調査対象を決めて、森へ出発。
昨日どうしても見つからなかったニホンカナヘビや
痕跡を見つけるのが難しいノウサギやイノシシなどが目当てでしたが、
それ以外にもたくさんの発見がありました。
最初は発見したら、「何かいた!」と教えてくれた子たちが
2日目には「これ、〇〇の食べた痕じゃない!?」と
見る目が一気に変わっていたのが印象的でした。
あっという間の2日間で、まだまだ探したりない顔で
みんなとお別れしましたが、
この「探す力」さえあれば、きっとみんなが住んでいる家の周りでも
今まで気づかなかった発見に、
たくさん出会えると思います。
みんなの発見が、教科書を変える新発見の第一歩。
このキャンプをきっかけにして、
新しい出会いが広がったら、とてもとてもうれしいです。
またぜひ、森の中でお会いしましょうね!
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(山ふる版自由研究のススメ担当:原島(かおり))