2015年7月2日木曜日

実施報告 『防災に役立つキャンプ体験』 6月13~14日


初めてのテント立て、初めての火おこし、初めての野外調理、初めての寝袋テント泊!
どれもこれもが新鮮で、どれもこれもをがんばった1泊2日。

いつもと違う場所だから見えてくる、
 お父さんやお母さんのがんばる顔、
 旦那さんや奥さんのカッコいい顔、
 子どもの生きものやたき火を見るキラキラした顔・・・
家族にとっての新しいが見える時間も過ごすことができました。


6月13~14日で行われた『防災に役立つキャンプ体験』は、
災害時に役立つスキルをキャンプ体験から学ぶという内容で、
キャンプの基本体験に加え、防災グッズを使ってみたりもしました。
参加者さんからは、「実際の災害時は道具がないことも多い、その時はもっと大変なんだなぁ」というコメントも聞かれたように、
今回、スタッフも含めみんなが災害時の大変さを改めて感じた時間となりました。

そんな、
たいへ~ん! と、たのし~い! と、疲れた~!と、また来た~い!の声が
たくさん生まれたキャンプの様子は、以下の写真でお楽しみください。




活動は、キャンプ場7番サイト。
(一番上のサイトです)


キャンプの最初は、
「防災」ってなぁあに?
どんなキャンプ体験ができるの?
を確認。




今回は7家族にご参加いただきました。
家族同士の協力も必要なキャンプだったので、
お互いを知り合うために、
『家族ごとデートゲーム』をしました。






スタッフも入れて8家族。
7回のデートでは、意外な共通点なんかも飛び出して、
和気あいあいとしたデートタイムとなりました。


お昼ご飯。
自然と輪ができました。
これはいいチームになる気配・・・♪


お昼の後は、いよいよ本格的な活動です。
キャンプの最初はテント立てから。

私(ゆうき)のテント立て講習を、みなさん真剣に聞いています。


形ができてくると、子ども達の興味も高まります。
さぁ、講習の後は、自分たちでテント立てです。
いきなり家族だけでやるのは大変なので、
1回目は、みんなで立てる練習、
2回目に、家族が寝るテントを家族だけで立てました。







( でも、みなさんナイスチームワークなので、早く終わった家族が、自然と終わっていない家族を手伝う様子が見られました。ゆうきはひっそり感動していました。 )



初めてでも、お父さんはやっぱり頼もしい!
テントが立ったら、明るいうちに寝袋を準備します。

( なんで明るいうちにするか・・・それは今度ビジターセンターに聞きに来てくださいね^^ )

寝袋にはいろいろな種類があるので、
寝袋の扱い方を学びます。



寝袋講習に合わせて、
エマージェンシーシートを1人1個使い、
入る体験しました。



入るとすぐにもわ~っと熱くなってきます。
これなら、外で過ごす時も大丈夫。

今回は、寝袋だけでは寒い時に、寝袋の中に入れて使うようにしました。

テントで寝袋の準備中。

ただそれだけで、楽しくてx2、テンションが上がっちゃう♪

いつもと違う寝床だもんね。





テントの準備が終わったら、
まだ15時ですが、
もう夕食の準備に入ります。

早速調理に!
入りたいところですが、
野外料理は自分で火を起こさないといけないので、
まずは火おこしの練習から・・・



今回は、マッチも使わず、市販の火打石で火をつけます。

大変でしたが、点いた時の爽快感といったら!
やみつき者続出でした♪



この大きい火を維持するのも一苦労・・・








夕食は4つの料理があるので、
4つの班に分かれて作ります。

希望の班に入るための抽選は大盛り上がり。






さぁ、料理班が決まったところで、班ごとに調理開始!
レシピに添って準備していきます。



ここでも家族間を超えたチームワークが光ります。
(それにグッときた、ゆうきの目頭も光ります。)

こちらは鮭のホイル焼き班。





こちらは、飯ごう班のための火おこし隊。








こちらは、キャベツスープ班。


こちらは、ダッチオーブンで温野菜班。












 15時からはじめて、
 いただきますをしたのが、19時。
 ご飯づくりって、大変だ・・・


 でも、その分のご飯の美味しかったこと♪
 みなさん感動のお食事でした。





ご飯の後は、シャワーに入ったり、たき火を囲んでまったりした・・・

真っ暗な中で見る、火の温かさに、
静かな時がながれます。



この後は、短いナイトプログラムをして、真っ暗な夜を体験しました。
そして、どっぷり疲れた一日目は終了し、みなさんすぐに ...zzZZ 夢の中へ




おはようございます、2日目です。
朝ごはんは、またまた自分で火おこし、
棒パン(棒にパン生地を巻きつけて火で焼く)を
食べました。

※棒は、早朝さんぽで森から見つけてきました。



朝食を食べ終わった後は、みんなで大片付け大会です。
テントや寝袋をしまい、炊事棟をきれいにしました。
10時がチェックアウトなので、スタッフも必死です。
なので、この時の写真が1枚もありません・・・



キャンプ場から、2日目の活動場所である、
ビジターセンター周辺に向けて、おさんぽ。

後半は、家族ごとに歩いてもらい、気に入ったものを見つけてもらいました。








気に入ったものを発表中。




おさんぽの後は、テントを干しました。
 テントは使う度に干さないと、カビの原因になってしまいます。
 今回は、キャンプスキルを体験するため、テント干しもやっていただきました。



さぁ、その後は大人班、子ども班に分かれての活動です。

子ども班は、自然あそびです。

目的地に行く前に、池のオタマジャクシから動けず♪


目的地の奥多摩湖に到着!
湖を見た途端、子ども達、弾けるように飛び出しました♪

その頃、大人班は、ロープワークを学びます。

覚えるまでは複雑に感じるものなので、
みなさん最初は眉間にしわが寄ります。

しかし、すぐに上手くなり、使いこなせるようになっていました。(2種類の結び方をやりました)

そんなこんなでお昼ご飯。
お昼はガスバーナーを使って、調理します。

作るのは・・・
 ・ラーメン
 ・アルファ米
 ・お湯で戻す具

おうちでは、スーパー簡単なお調理。
でも、ガスバーナーで野外でやるとなると、中々大変なこと。


1時間半をかけて、食べることができました。
やっぱり、ご飯を食べることは大変です。

ご飯を食べたら最後の活動。

キャンプをふりかえって、自分にとって一番印象的だったことや学びになったことを共有します。

たったの2日なのに、最初の頃を思い出すのがちょっと大変。
それだけ、濃厚な2日間を過ごしたんですね。



  初めてだらけのキャンプは少し大変な面もあったようですが、
  防災について考え直す、いい機会になったようです。
  私たちインタープリターも、みなさんと同じ時を過ごし、同じ感情が生まれた
  いい時間でした。
  

また来てね~♪



インタープリター
ゆうき☆ (小川 結希)