2010年10月21日木曜日

「女性のためのはじめてソロキャンプ・秋」のご報告




9月12日(土)から13日(日)の2日間、
第14回目の「女性のためのはじめてソロキャンプ」が
晴天の空の下、行われました。




今回の参加者は計16名。
久しぶりのキャンプの方から、
野外での宿泊は今回が初めて!の方まで
様々な女性が集まり、1泊2日を過ごします。



約80年前まで集落があった山のふるさと村。
人が住んでいた跡や当時の面影を残す道を通りながら
本日泊まるキャンプサイトに到着です。
キャンプサイトも、集落跡を利用して作られているため
キレイに整地されつつも
奥深い山里の雰囲気を味わう事が出来ます。



さて、そんな場所で2日間過ごすために、
まずは最初にするのは、自分の居場所、寝場所作り。
キャンプでは、自分のものは自分で準備が当たり前。
ソロキャンプ経験豊かな女性スタッフの講習を聞く
皆さんの表情は真剣そのものです!



「自分で」「ソロキャンプ」と言っても、
最初から自分一人で行うのは、なかなか大変なもの。
そこで、2人1組になり、
計2つのテントを2人で立ててもらいました。
2回立てる事により、やり方を繰り返し覚える事ができるため、
皆さんの手際がどんどん良くなっていく様子が印象的でした。





また、全てのテントを同じメーカーで揃えるではなく、
色々な種類をあえて用意しているのも、
このキャンプの特徴の一つです。
品質やテントの機能性、お値段などの違いを
自分自身で実感できるはず。
「買う時の参考になるわ!」との
早くも次のキャンプを見据えた発言も聞こえました。


「意外と簡単ね〜」という声も、ちらほら聞かれました。

無事テントを立て終わったら、
その後はキャンプ場の施設確認をして、フリータイム。
遊歩道を少し歩きに行ったり、
地図に載っている施設をちょっと見に行ったり、
人によって違う、気になるポイントを確かめる時間です。



またその間、テントサイトでは
スタッフが実際にソロキャンプで使っている道具を
展示しておきました。
中に入って寝心地を確かめたり、
道具の使い勝手や買った値段、どのメーカーの方がいいのかなど、
具体的な質問が多く寄せられました。


一人用テントからの眺め。ジャストサイズで快適です!




その後は、夕飯作りに使うアウトドア道具、
シングルバーナー講習と火おこし講習を交代で実施。
あまりソロキャンプでは行わない火おこしですが、
やっぱりたき火は楽しいもの。
上の写真は、着火剤も新聞紙も使わずに
自然のものだけで調整しているところです。



キャンプの食事メニューと言えばカレー?
もちろん野外で食べるカレーも最高なのですが、
女性だったら、手軽で美味しい事も重要な要素ですよね。

今回のこだわりは地場産の食材と
身近なもので、手軽で美味しいご飯!
昼間、講習を受けて使い方を覚えた
シングルバーナーを使って、自分の夕ご飯を作ります。



キノコ汁は全てのものが西多摩産。
地元の食材を使う事は、地球にも自然にもやさしく、
そして何より美味しい!ですよね。
また、一人一つの入れ物で作っているので、
手作り味噌を入れる割合も人それぞれ。
自分好みの、とっておきのごちそうをいただきました。


美味しいご飯にはスタッフだってはしゃぎます!




ご飯を食べた後は、お楽しみのナイトプログラム。
自然の中は、時間の変化によって、
生息する生きもの達の動きも変わってきます。
最初は森の暗闇に驚いていた皆さんでしたが、
五感を使って歩いて行くうちに、
土の上で過ごすホタルなど
最初は気づかなかった発見や出会いがたくさんありました。



ナイトプログラムから帰って来たら、たき火でほっと一息タイム。
火は皆さんにつけていただき、
この後は強くするのもよし、小さな火で語らうもよしの
自由な時間とさせてもらいました。

自然とキャンプに興味ある者同士、
まるで昔からの仲間のように、楽しそうな笑い声が
夜の森に響いていました。




さわやかな青空が広がった2日目。



軽い準備体操をして、体も心も目を覚ましてから、
朝の森へ出かけます。
コースはあえて、夜に出かけた場所と同じにし、
時間による森の変化を楽しんでもらいました。


朝の生きものには出会えるかな?




朝ご飯を食べた後は、一晩お世話になったテントの撤収です。
基本的にはテントの立て方の逆をすればいいため、
皆さん、テキパキと進めていかれました。



余談ですが、秋のキャンプで雨に降られないのも珍しいケース・・・。
皆さんの行いに助けられ、温かで過ごしやすい2日間となりました!




そんな太陽の、木漏れ日を受けながら
いよいよ2日目のお楽しみ、ソロウォークの時間です。
これは、集合場所と時間だけを設定し、
自分の好きなコースと好きなペースで森を歩いてもらうというもの。

事前にインタープリターがコースを歩いて
旬の見所を落としこんた特製マップをもって、
ソロでもよし、親しくなった仲間と一緒でもよし、
自由なペースで出発です。


木漏れ日が足下を照らすスギ林は、フィトンチッドの宝庫!


つり橋下の水の音は、マイナスイオン効果も・・・。



今回のキャンプのお土産は、
森で見つけた自然のたからものとキャンプのスキル、
それと同じ気持ちの仲間たち。

何となく、またどこかの森でお会いできる気がしたのは
スタッフだけではなかったようで、
お別れの言葉は「またね!」という声がたくさん聞かれました。

毎日表情を変える森へ
またぜひ、会いにきていただければ嬉しいです。

ご参加ありがとうございました!!

(女性のためのはじめてソロキャンプ担当:原島(かお))

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FM ヨコハマ「E-ne! 〜good for you〜」
番組スタッフの方が、参加した感想をキャンプ翌日(!)に
番組内で紹介してくださいました。
参加者としての、生の感想が聞けちゃいます。