2012年10月15日月曜日

「Jr.レンジャーキャンプ2012」のご報告




2012年8月12日~15日の間にて、山のふるさと村にて行われた、Jr.レンジャーキャンプ2012のご報告をさせていただきます。

今回のキャンプのテーマは「自然にやさしいJr.レンジャーになる」です。
通常のJr.レンジャープログラムでも「自然に詳しく、自然にやさしい」をテーマに実施していますが、
今回のキャンプではより「やさしさ」に焦点を当てたキャンプを行いました。
具体的には、参加者の子どもたちが、キャンプが終わった後、自分で自然遊び(山登りやバードウォッチング、昆虫採集など)をするときに今まで以上に自然に配慮した遊び方ができる人間になってもらうことをネライとしました。

□1日目:人になれる、自然にやさしいキャンプ生活をおくれるようになる日。

お昼前、初めにキャンプ場の研修室に集まり、皆で初顔合わせです。
今回のキャンプの司会進行はビジターセンターの「たっちゃん」です。
皆との自己紹介や仲良くなる遊びなどを経て、だんだんと、皆の距離が縮まっていきます。






























みんながスタッフや人になれたところで、
4日間生活するキャンプ場へと移動します。
















今回の「自然にやさしいJr.レンジャーになる」ためにはキャンプ生活も自然にやさしく送れるようにならなければなりません。
テントを立てるときも食事の準備をするときも自然に気を使って行っていきます。
自然の専門家(インタープリター)から様々な事を教えてもらいます。
その都度、参加者の皆にはフィールドノートに細かくメモを取ってもらいます。

























































1日目の夜は突然の大雨で急きょ研修室でご飯を食べました。
場所はどこであれ、皆で作ったご飯はとても美味しかったね!
食べ終わった後は、エコタオルでお皿を吹いて、洗剤のいらないエコタワシでごしごし洗います。

















夜はシャワーを浴びて、1日の中で自然にやさしいキャンプ生活を送るためのポイントをノートにメモしていきます。インタープリターからノートのOKがもらえると、ノートに「やさしさの欠片」シールをもらいます。
4日間で欠片を集めて、1つのマークにしていきます。
全てそろえば、「自然にやさしいJr.レンジャー」になれた証拠なのです。

雨が止んだので、キャンプ場に戻って夜のゆったりタイム。
ほっとココアにマシュマロを浮かべてほっこりな時間です。




























一日の振りかえりや、明日の連絡をして、
1日目は終了です。


□2日目:自然にやさしい遊び方を専門家から教えてもらう日。

2日目は自然にやさしい遊び方を専門家から教えてもらう日です。自然にやさしい遊び方を教えてくれるスペシャルゲストを特別にお呼びしました。
自然に詳しいゲストから実際に遊びながら体験しながら学んでいきます。



 

















朝ごはんを食べ終わると、皆で自然を見ながらビジターセンターまで歩きます。
ここのビジターセンターでゲストが待っているのです。














ドキドキしながらビジターセンターの中へ、
ついにゲストとご対面です!
スペシャルゲストは、東京都の山を日夜歩きまわり自然を守ってくれている、東京都のレンジャーで田畑さんと鈴木さんのお二人と、山のふるさと村ビジターセンターのインタープリターの原島さんの計3名に来てもらいました!!
自己紹介と3名のお仕事の紹介の後、ゲストと一緒に自然の中へ、自然の中での遊び方を学びます。








 















事前アンケートで集計していた、子どもたちの好きな分野をもとに班分けし、
水生生物観察・昆虫観察・山登り・動物ウォッチングの4班に分かれて、それぞれゲストが付き案内します。(1班は1日目からいるインタープリターが付きます。)






























それぞれ、いろんな自然にやさしい生きものとの接し方や観察方法などを学んでいきます。
流石ゲストは自然に詳しい、やさしい人たちです、いろんなやさしくするノウハウがありますね。

フィールドでの活動のほかにゲストと一緒にご飯を食べたり、触れ合ったりする時間を設けました。















夜には、ゲストからのアドバイスをもらいながら、3日目の調査の計画を練ります。
園内の自由に歩き回る事が出来ますが、時間の制限や、具体的な調査内容など、実際にレンジャーも行っているような調査計画を立てます。




























皆グループ同士仲良く計画しています。
さぁ、この計画で明日、実際に活動してみましょう!

□3日目:山のふるさと村の中から自然にやさしくない場所を調査する日

2日目で自然にやさしい方法を教わった参加者たちは、その力を使って、今度は自然にやさしくないところを見つけられるよう、フィールドを探して歩きました。














グループごとにゲストも交えて活動し、山や川、園内のさまざまな所をくまなく歩きました。















↑この写真はどこが自然にやさしくないかわかりますか?
実はマウンテンバイクの車輪の跡があるのです。
普通に道の真ん中を走るのは良いのですが、
広く走ってしまい、貴重な野草を削ってしまっていました。

いろんな自然にやさしくないところを発見できましたね。
研修室に戻ってから班ごとに発表会を行いました。
























最後に研修室にて、ゲストからスペシャルなプレゼントをもらい、ゲストへの質問タイムの後、涙のお別れです。都レンジャーさんはまた山で会えるから、参加者の皆は会ったら元気にあいさつしようね!

実は、3日間お世話になったスタッフのスガッチもココでお別れ!スガッチにも会いに来てね!

夜は、3つ目のシールをもうための認定です。みんな真剣にゲストから教わったことや自然の中での発見を記入しています。
希望者を募ってナイトプログラムへと出かけました。















□4日目:最後の認定式の日
3日間で学んだ自然へやさしく方法を最後に認定する時間です。
お世話になったテントサイトもお別れをし、妖精の森へ。











































最後の課題は「自分が自然の中でできる自然にやさしい方法を具体的に発表せよ!」です。
これが言えたら最後のシールを渡し、認定式に出席できます。
無事皆言えたみたい。シールの完成です。



















その後、最後に1人1人認定式を行いました。
皆、具体的なやさしさを言葉で表現してくれて、とても素敵な認定式となりました。


















きっと、この4日間で学んだことは大人になったても心のどこかに残っていると思います。
















是非、これからも自然にやさしいJr.レンジャーでいてね☆

( たっちゃん )