夏休み最後の週に、山ふるの最後の夏キャンプとして行われた
「子ども「火・水・石」3つの力キャンプ」が
8月27日〜29日の3日間に行われました。
このキャンプでは、
自然の中にある力を利用してキャンプを楽しみながら
自然との距離が近い暮らしを意識する3日間。
参加者は既に山ふるのキャンプを体験しているリピーターから
キャンプも山ふるもはじめて!という子まで、
全員で20名。
そしてそれぞれの自然の力に精通しているスタッフ6人が集合して、
奥多摩の森の中で、じっくり過ごしました。
自己紹介とみんなで仲良くなるプログラムをしてから、
まず最初の力、「石の力」を手に入れるために出かけます。
石マスターは、ピザ石釜を自作するほどの腕を持つたっちゃん。
自分達で集めた石を使って、今回のキャンプ専用かまどを
グループごとに作ります。
作り方に迷ったら、キャンプ場の周りにある
昔の集落の石垣を参考にしたり、みんなで話し合いながら試行錯誤。
うまく出来たら、本当に風を防ぎ火の大きさを調整してくれるか、
実際に火を起こしてみました。
無事、フランクフルトが焼けたらOK !
こんなに美味しいフランクフルト、はじめて食べた!なんて声も。
翌日は、当番制で「火の力」、
そして一日かけて「水の力」を手に入れに出かけました。
今回キャンプをしている山のふるさと村は、東京水源林の森。
水が生まれる森の特徴を学び、そのヒントをもとに、
実際に、80年前まで使われていた集落の井戸を探します。
この森から水が生まれてるんだね…。
「あっ!コケもひんやりしてる!」
水に詳しいスタッフ、たけとごっちをそれぞれ同行してもらい、
2グループで違う井戸を探しにでかけました。
人が何人も入れそうな大きな井戸は、まだ少し水が出ていました。
こちらは森の奥で見つけた、貴重な湧き水!ちょっとにごってる?
見つかった「特別な水」は見た目もずいぶん違いましたが、
今回のお料理隊長のひとみからは
どちらの水も合格印をもらえてみんな大喜び!
また、朝と夜の食事作りで行った火おこしでは
「必要な分だけの火をつくる」というお題を見事達成!
自分たちが集めてみた薪もうまく使ってます!
夜のたき火も、ばっちりつけてくれました。
あっという間の最後の日。
青空の下、朝から最後のクラフトのためのにおい探し。
自然の力を手に入れる度に、贈呈されていた「マスターバッチ」も
みんなの胸や帽子に3つ、見事に揃っています。
3日間お世話になったキャンプ場やテントを全員で片付け、
最後の体験は、
これまで手に入れた自然の力を全部使っての、おみやげ作り。
親指ほどの小さなアクセサリーですが、
自分で見つけた「水」で磨かれた流木を
細かい「石」が削られてできているやすりで磨き、
集めてきた自然のにおいを「火」で取り出して、と
山ふるの自然がたくさん詰まっている、世界で一つだけのもの。
キャンプが終わって、早いものでもう2ヶ月。
みんなが普通に過ごしている毎日の中でも、
実は、自然の力を使っている事もあると思います。
その時はぜひ、山ふるで過ごした時間と、
みんなで見つけた、たくさんの「自然の力」を思い出してくださいね。
そしてぜひ、またみんなで、森の中で
新しい自然の力を手に入れましょう!
自然マスターのみんなにまた会える事を
心から楽しみにしています!
(子ども「火・水・石」3つの力キャンプ担当:かおりぃ)
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冬にしか出会えない、自然の、食の力もあるよ。
「山のふるさと村生活 〜奥多摩の食文化体験〜」
2013年1月26日(土)〜27日(日) 一泊二日ケビン泊
対象:小学3年生〜中学生