○実施日:2014年10月4日(土)~5日(日)・1泊2日
○対象:小学生とその保護者
○参加者:5家族11名
○担当:いわしぃ、ゆう 、はるさん
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レトロ≒自然と近い生活であるキャンプ体験から、
「不便を楽しむことや工夫することを知ると、
自然の大切さに気づくことができる」
をテーマとしたキャンプを行いました。
〇1日目〇
みんなで自己紹介の後は、山のふるさと村の秋を感じながら外での昼食でした。
食事をしながらも、虫を見つけたといった声が聞こえてにぎやか。
ご飯を食べた後には、木の実を探したり、見つけた虫をみんなで観察したりと
自由な時間を過ごしました。
スタッフが見本でテント立ての方法を説明した後は、
家族や家族同士で協力しながら挑戦。
いよいよキャンプらしくなってきました。
テントを立てた後には料理に使う火起こしをします。
レトロとは言えないような大昔から、火は人の生活の必需品でした。
今回は、家族で一つ小さなたき火を作れたらゴール。
しかし、途中で消えたり、なかなか火を大きくできなくて悪戦苦闘です。
大きな火を起こすには、小さい焚き木から大きな焚き木にも燃える順番や
火を最初につける場所も重要。
燃えやすいように焚き木の置き方を工夫したり、お隣から火種をもらったりして、
全員無事にたき火成功です。
自由時間には、誰が始めたのかクルミを見つけて割ってたき火であぶって食べました。
大人からは懐かしいとの声が上がり、
子どもたちは初めて食べたおいしさに感激。
みんな次から次にクルミを探していました。
食卓にアルコールランプ、ガスランタン、カーバイトランプ、ローソクなどが並び、
夕食の団らんを盛り上げました。
普段家で使っている電気の明かりではなく、火の灯りがレトロを演出。
「火の灯りって心もあたたまるね」
活動の後には、明かりの無い森を体験や昔の集落の話など、
それぞれ体験した事をテントやたき火の周りで報告しあう親子の様子がありました。
〇2日目〇
夜から降り出した雨は明け方近くから本降りとなり、日中は大雨となりました。
朝食は、奥多摩で昔から食べられていたずり出しうどん。
雨の日には体を温める丁度良い朝ごはんとなりました。
朝食を終え、テントを片付けた後は、
雨の中なか散策で見つけた落ち葉を使って草花しおり作りを行いました。
自由な発想で、大きなものや形にこだわったものなど、
個性的なしおりがたくさんできました。
活動を終えたふりかえりでは、
「火のあたたかさがよくわかりました」
「何でも自分で作る生活は不便かもしれませんが心が豊かになる気がしました」
などの感想がありました。こうした言葉に、私たちが大事にしていたキャンプのねらいが、
参加者の皆さんに伝わった事を実感しました。
予定では午後まで活動するはずでしたが、台風が接近していた為、
公共交通機関への影響を考慮し時間を早めての終了となりました。
雨というアクシデントもキャンプの思い出になってもらえたら嬉しいです。
(いわしぃ)