『幼児といっしょにはじめてキャンプ』
・実施日:2014年7月5日(土)~6日(日)・1泊2日
・対象:3才以上の幼児と保護者
・参加者:7家族23名
・担当:いわしぃ、シゅう、ゆうき 、はるさん
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2011年以来の企画となった幼児とそのご家族向けのキャンプ。
今回は、山のふるさと村の自然の中で、
子どもたちにいろいろな「できる」や、「できたぁ」を体験してもらい、
その瞬間を家族みんなで共有してもらいたいと思い内容を考えました。
〇1日目〇
集合し、簡単な説明の後は、
家族ごとの自己紹介や参加者同士が仲良くなる遊び。
初めて同士、どんなご家族が来ているのかな?
お互いの事を少し
そして、テント場に向かう前に、まずは室内でテント立て講習。
みんな「はじめてのキャンプ」ということなので、
テントや寝袋の使い方をしっかり勉強します。
もちろん、子どもたちも手伝いますよ。
「できたぁ」と思ったのも束の間。
みんなで立てたテントも楽しい遊び場に早変わり。
今日初めて会った子どもたちですが、すぐに打ち解けて大はしゃぎ!!
テントの外では、親御さんたちがホッと一息ついて、テントの中の子どもたちを見守ります。
はしゃぎまわる子どもたちから少し距離ができて「ふぅ~やれやれ」大人の心が一つになったのを感じた瞬間でした。
練習の後はテントサイトで実際にテントをみんなで立てました。
見るのとするのでは大違い、
「違う、そうじゃない」「こっち持って!」
苦労するお父さん、お母さんの声が聞こえましたが、
何とかテントが立ちました。
テント立ての後はご飯づくり。
料理をしたことが無い子どもでもできる作業を用意し、みんなで分担して作りました。
スタッフ「具を手でちぎれる人いる~?」
子ども達「ハイ!」
スタッフ「じゃあ、包丁で切る人は~?」
大人達「ハイ!」
みんな大活躍!!
料理に必要な火も自分達で起こします。
子ども達は大人と一緒にマッチに挑戦。
初めて扱う火が怖くて火のついた瞬間にマッチを放してしまう子や、
マッチの擦り方がうまくいかずなかなか火をつけることができない子もいました。
大人は手を出すのをぐっと我慢して、子どもたちを見守ります。
何度も何度も挑戦してやっと全員がマッチに火をつけることができました。
「火が点いたら、今度はそれを絶やさないようにめんどうをみないといけないよ。」
そう伝えると、何度も森へ走ってたき火の薪を取りに行く子ども達の姿が見られました。
そうして、大きくなったり小さくなったりするたき火を楽しむことができたようです。
ぼくもわたしも「できる」「できる」
夜は親子いっしょにキャンプの思い出づくりに、ランタンを作りました。
それぞれイラストも入り、可愛いものができました。
自分たちで作った明かりを灯し、教室からテントサイトまで歩きました。
ランタンの明かりが子どもたちの笑顔を照らしています。
初めての体験をいっぱいした初日はこれでおしまい。
〇2日目〇
朝のプログラムでは、「リス探し」。
朝の森の中を歩きます。
期待に胸をふくらませて歩きましたが、なかなかリスには会えません。
「たくさんの人に呼ばれて、リスさんは恥ずかしくて出て来られないのかも。
でもね、リスがここにやってきていた証拠があるんだよ」
インタープリターがリスがいた証拠、クルミの食べ跡をみんなに教えてあげます。
さぁ、見つかるかな?
リスの痕跡みつけることが「できたぁ」
「ここにあるよぉ~」みんなを呼ぶ声があちこちから上がります。
「リスさん、早起きしてご飯を食べにきてたのかな?」
姿は見られなくても、ここにリスが暮らしていることを想像できたようです。
リス探しの後は、朝ごはん。そして、テントの片付け。
立てるのには苦労したテントはみんなで協力すると、
あっという間に片付いてしまいました。
片付けの後は、お昼までネイチャートレイルの散策。
ここは家族だけの時間にしました。
指令書を渡し、家族で「ふわふわやつるつるの葉っぱを探そう」などの
指令をクリアしてもらいながら散策してもらいました。
でも・・・、
子ども達は指令書なんかそっちのけ。
でも、見つけたものをお父さんやお母さんに報告して
みんな嬉しそうなので良しとしましょう。
散策した後はみんなで昼食。
そのままあずまやで輪になって、最後はキャンプをふりかえります。
キャンプでしたことを絵でお話しします。
「できる」や「できたぁ」をもう一度思いだせるかな?
ふりかえりでは、
「木の実を見つけた時、目がキラキラしていた」
「人前で発表できたこと」
などなど、親御さんからの感想でしたが子どもたちの発見や成長がたくさんあったようでした。
このキャンプをきっかけに、家族でキャンプや自然の中で過ごすのが好きになって欲しいです。
(いわしぃ)