「こども 水の森キャンプ」は、
水の学習を始める小学3年生から4年生向けに実施しました。
東京都に暮らす多くの子ども達にとっては馴染み深い多摩川ですが、
この多摩川の水は一体どこから来るのでしょうか?
その水が生まれる場所はどんな所なのでしょう?
本キャンプでは、川の始まりから水の流れを追いかけて
ハイキングをし、水の生まれる森と水の使い方などについて
考えてもらいました。
そんな3日間の様子を簡単にご紹介します。
<川の生き物探し>
奥多摩の川にはどんな生き物がいるのか、川で生きもの探しをしました。
ゲストに「奥多摩生まれ、奥多摩育ちの生粋の奥多摩っ子」を
お呼びして、川の楽しみ方のレクチャーをしていただきました。
捕まえた生き物で、川の水の「きれい度」もわかりました。
1時間くらい川で生きもの探しをしましたが、
「もっと川で遊びたい」という人もいましたね。
冷たい水に足を浸して生き物探し。 石の間には小さな生き物たちが隠れていました。 |
右の方は、ゲストの奥多摩育ちの青年。 魚とりがとても上手かったです。 |
サワガニやイワナ、カワゲラの幼虫など様々な生きものを 見つけました! |
<水の森ハイキング ~最初の一滴を見に行こう~>
ちょっと歩くのが大変だったかもしれませんが、
無事に最初の一滴を見つけられました。
歩きながら、様々な植物や生き物などを発見し、
水の森の生態系の豊かさも感じられました。
ちょっと急な坂道も。みんながんばれ。 |
苔むした森をじっと見つめて・・・ |
苔むした切り株から、新しい命が芽吹いている。 |
「水は地面の下を流れている時もあるよ」 |
岩の割れ目から、地下水が流れ出てきた! |
<水の実験>
水の森のハイキングの途中で、
水の森のハイキングの途中で、
水に関する実験もしました。
水と木と土の大切な役割を、自分自身の目で確認出来ましたね。
「もし森がなかったら、大雨が降った時にどうなるかな?」 |
「森の土ってどうなってるのかな?見てみよう」 |
普通のキャンプなら、
雨が降ると「残念」な気持ちになるかもしれませんが、
今回のキャンプは「水の森」がテーマ。
むしろ、雨が降ることで、より水の森を楽しめました。
雨の時しかできない特別なプログラムを実施。
雨の一粒一粒があつまって、いずれ川の水になる・・・。
朝の雨の森をおさんぽ |
森の木から落ちる雨のしずくをあつめよう。 |
<お米とぎ>
毎日の生活と水の汚れについて考えるために、
お米を研ぐときどれくらい水が白く濁るか、
実際にお米を研いで確認してみました。
「どれくらいとげばいいのかな?」
この3日間キャンプをしながら水について考えてきました。
川で暮らす生きものを観察し、
ハイキングをして多摩川の最初の1滴を見に行きました。
川や水については学校でも教わる事ですが、
なかなか自分自身の体験として学ぶ機会は少ないです。
今回のキャンプに参加したみんなは、教科書や映像では分からない
特別な体験を出来たことでしょう!
この体験が、普段の暮らしで使っている水について
考えてもらうきっかけになったらいいなとと思います。
<とむさん/ミギー/ひとみぃ/むぅ>